放射線技師の仕事の責任の少なさは、これからも変わっていかないのですか?

それは、みんな次第だと思います。診療放射線技師という仕事は社会的にあまり認知されていないこともあって、責任の少ない仕事だと思われているんですよ。これからどうなるかはわからないけれども、僕はもっともっと患者さんの役に立ちたいっていう気持ちで仕事をしていきたいと思っています。診療放射線技師がさらに社会の役に立てるように変わっていければいいですよね。

 

今後のビジョンを教えてください。

う~ん…。僕の仕事で、家族を幸せにしたいですね!本当に(笑)。妻とこどもにはすごく感謝をしているので。家族とこども達に、自分が誇りをもって仕事している背中を見せられたらいいですね。

 

今後考えているキャリアパスを教えてください。

今後のビジョンの質問,なかなか逃がしてくれないですね(笑)。するどい質問で,僕自身すごく悩んでいるんですよね。今は診療放射線技師として主に臨床と研究をやっていますが、今後,臨床あるいは研究のどちらかと言われると難しいところです。臨床もおもしろいし、研究もおもしろいですからね。今は臨床をやっているので,そこで一生懸命貢献したいです。

一度きりの人生ですから、診療放射線技師という資格の枠に捕らわれずに、いろんなことに挑戦していきたいです。いろんな形で患者さん,そして社会に貢献できたら仕事をしていて本望だと思っています。

 

将来、技師の仕事はどうなっていくと思いますか?

コンピュータの担う部分が広がってくると思います。例えばMRIだと、2年位前になりますけど、カーソル一つで画質と撮影条件を組んでくれるインターフェイスが開発されました。コンピュータが高性能化されたことで、様々なことがオート(自動化)でできるようになるのではないでしょうか。それは患者さんにとってもメリットになることだから、入ってくるべきことだと思います。

その中で、放射線技師の担う役割がどう変わっていくのかわからないですけど、仕事内容は変わってくるんじゃないかなと思います。コンピュータが入ってくることによって、変わるもの変わらないものがあると思います。僕は、すべてのものが連動して変わっていくと思うので、よりよくそれを利用していくためにも、その変化に気付くことが大切だと思います。

 

本日は、お疲れのところ、ありがとうございました。

大変、勉強になりました。