長期休暇はどのくらいありますか

「ありますよ。長期休暇は、夏休みが6日間あります。基本的には6日間で、土日をつけると8日間。さらに先の土日をつけると10日間ぐらいです。

今スタッフには苦労をかけているから『10月までには1回休みを使い切りなさい』と言っています。さらに10月から12月の3か月間、その間でもう一回3日か4日の休みをとっていいですよと、長期連休を取ってもらおうと。みんなそうしたら楽しい思いをできるかと思い、そういう工夫をしています。」

 

佐藤先生は長期休暇で何をされていますか。

「そうですねえ、奥さん孝行ですかね。勉強とか言ったほうが良かった?勉強です(笑)」

 

旅行とかは行きますか。

「行きます。長期休暇でなくても行きますよ。実際ぶっちゃけた話をすると、月に1回か2回しか休みはないです。

あとはもうほとんど仕事とか、仕事といっても病院には来てないです。学会に行ったり、発表があったり、講演があったりいろいろです。

時間を大切にして、1泊2日でドーンと奥さんと旅行に行ったりしています。」

 

学生時代に部活動は何をやっていましたか。

「僕は専門学校だったので部活動はなかったです。中学、高校のときは剣道や空手をやっていました。武道です。で、前の病院では野球やっていました。野球部みたいなのがあって。野球好きなんですよ。」

 

診療放射線技師の1日のタイムスケジュールを教えてください。

「勤務は8時半から5時までです。8時15分に朝礼を行い、8時半から患者さんの撮影を行います。12時まで働いて1時間休みを取った後、5時まで撮影に入ります。

一般撮影、治療、CT、MRI、核医学、血管撮影、X線TVもすべて同じスケジュールになっています。ただし、休憩を1時間取る時間についてはまちまちで10時半から取るパターンや3時から取る人もいて検査の流れによって変わってきます。

それが基本的なスタンスの流れですが、遅出・早出というのが勤務にあります。遅出だと一番遅い出勤が11時で19時30分まで働くパターンと、7時半から勤務で16時に仕事が終わる、3種類くらいのパターンがあります。

診療放射線技師の職場は5つのモダリティーに分かれています。一般撮影部門、CT・MRI部門、血管撮影部門、核医学部門、治療部門の5つに分かれていましてその全てのモダリティーを回るにはほぼ5年かかります。

ひとつひとつある程度の実績を経験して5年間で仕事を身に付けてもらいたいと思っています。その理由として大学病院の特徴として外で自分の経験を試してみたい人もたくさんいます。その人たちの次の現場で何が生きてくるかわからないので全てを経験させた上で外に出してあげたいと思っています。」

勤務後に研究はしていますか。

「研究は日々、スタッフの皆さんはやっています。5時に勤務を終えて5時から自分の使える時間、たとえば19時・20時とかですが病院には22時以降はいてはいけないという制限を設け、22時までであったら自分の好きな時間に勉強できます。

なお、昭和大学病院だけの特徴で、今後変更しようという話も出ていますが、1年目、3年目、5年目は研究しましょうという『きまり』があります。1年生の研究、3年生の研究、5年生の研究をみんなでバックアップしてあげる形でやっています。」

 

昭和大学病院 技師長 佐藤久弥氏 前編④へ