いろんなチームと組みつつ柱になる人という感じですか?

(佐藤さん)一部のプロジェクトではそういう柱になる仕事をやったりとかします。ざっくりと説明すると会社の外と、Fablicをつなぐ代表格ですね。ベンチャー企業だとこういう総合職の仕事の幅は大きいのかなと思います。

 

エンジニアの方は一日どのくらいPCに向かっていますか?

(尾阪さん)担当しているプロジェクトの進行によっても違いますが、企画段階のときは関係者と直接会って話していることの方が多いです。作り直しが発生して無駄な作業したくないので、じっくり話し合いします。それが終わるとずっとパソコンに向かっていますね。

今だと、朝10時過ぎに出社して19、20時ぐらいまでほぼ動かないです。ミーティングがあるときとは席から外れますけど、ほとんどは席でやっています。チャットツールで、いろんな人とコミュニケーションをとれるので、時間の無駄になるようなミーティングはなるべくなくして、できる限りチャット上で解決しています。逆にチャットでは話を進めづらくなった場合は、すぐにミィーティング開催という感じです。

 

ほかの部署はどのような感じですか?

(金山さん)私は総合職で開発ディレクターをやっていて、やることとしては幅広いですね。今、私が担当しているのは、FRILにはアプリとウェブの2つ種類があるのですが、Web全般を担当しています。今は、ユーザーさんが欲しい商品を検索したときに、探しているアイテムに辿り着きやすくするための改善などをデザイナーさんやエンジニアさんとチームでやっています。

 

そういう仕事はエンジニアさんがやっているイメージでした。

(金山さん)もちろんエンジニアさんも一緒にやります。企画の立案はディレクターが行い、その案に対してどのような見せ方が良いかをデザイナーさんと相談して決めて、さらに裏側の仕組みなどをエンジニアさんと相談して、みんなで一緒に作るという感じですね。最近は、Webのフリルに訪問するユーザーさんがどれだけ欲しい商品に楽に辿りつけるか、もしくは欲しいものを見つけられるかという部分に注力していますね。

 

デザイナーさんの仕事内容を教えてください。

(見上さん)開発ディレクターが数字を見ていて、こういう点がサービスに問題があるとか、ユーザーさんから「アプリのこういうところが使いにくいです」とか問い合わせが来たりするので、そういうところから、FRILの問題をデザイナーの力で解決できるところは解決しています。たとえば、使いづらい点の改善やボタンの色を変えてわかりやすくするとか、そういう風にデザインを考えて、私はウェブ担当なので、問題を他のディレクターさん達と一緒に見つけてデザインで解決してという感じです。

 

何故FRILに入社しようと思ったのですか?

(佐藤さん)私は、専門学校に行っていたんですけど、「社会に出た方がいろいろ吸収できるのが早いだろうな」と思ったのと、「同世代が新卒で上がるときよりも自分の方がスキルをつけていたい」みたいな競争心があって、学校をやめて、ベンチャーに絞って就職しようと思って調べていました。

自分の使っているサービスとか、新しめのサービスとか片っ端から会社訪問して、いろいろ話を聞きました。その中で、Fablicの社長が一番ワーカホリックで仕事しかしてなさそうだったんですよ。仕事しか打ち込んでいないんだなっていうのをみてこの会社にしようと思いました。自分が納得した就職先にしたいなって思って、どれが一番自分の修行になるか、詰め込んだ1年や2年になるか考えて就職しました。

(見上さん)私は、転職組で、美大を卒業してから最初ITの会社にいてシステムの受託開発、そのあとウェブの受託開発をやっていました。Fablicで一番気に入っているのが、「ユーザーファースト」の文化があるという点です。「ユーザーファースト」って「本当に使っているユーザーさんのためにものを作る」、「一番使いやすいものを提供する」ということだと思うんですけど、なかなかそういう会社に今まで出会えなくて、ビジネスの都合で動くっていうのが多かったんです。デザイナーとしては「ユーザーファースト」のものを作りたいと思うので「いいな」と思って入りました。

(尾阪さん)前の会社が、Fablicの社長達と一緒で、しばらく経ってから社長に手伝ってほしいと言われて。その頃業務委託として別の会社で働いていて、そろそろ他の事をしようと考えていたので、ちょうどいい機会かなと思って入りました。若い頃は、やりたいことができる会社に行きたいなと思っていたんですけど、今は「やりたいこと」というよりも「必要としてくれるところで、働きたい」という気持ちが強かったので入りました。

(金山さん)ここの創業メンバーとは以前同僚でしたが、当初は彼らの作ったサービスとは知らずにFRILを利用していました。当時はフリマアプリはFRILしかなかったので使いだしたらハマっていき、「もっとこうしたら使いやすくなるのに」と思う点が次々出てきて、自分で改善できて好きなサービスを良くしていきたいと思い入社しました。Fablicは規模が小さい分、自分の裁量があるというか、自分の考えや案が機能に反映するまでの距離や時間が短いので、とてもやりがいがあります。

 

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