これからの診療放射線技師の役割や取り巻く環境はどうなっていくと思いますか?

すごく難しい質問だ。必ずAI(人工知能)は入ってきます。技師というか医療の世界に。既に厚労省の検討会では「病理の診断と静止画の医療画像のAIによる診断とそれに対する治療を行っていくか」ということを検討されていると思います。これからはおそらく動画認識や超音波とかも入ってくると思いますね。

だから診断するのは機械でそれを確認したっていうのがお医者さんの仕事とかになってくると思うけどね。だからそういうデータベースにあった画像をつくるのが放射線技師の仕事になっちゃうのかもしれない。規格外の写真を撮ると、全部病気になっちゃうから。だから基礎をちゃんと理解してないと、そういうAIにも対応できなんじゃないかな。画像とかの加工ソフトとかでもできるけど、やっぱりそういうことしなくても画像を撮ることが我々の技術だと思うんですよね。

だから、来るAIの時代の話を色々聞いてみて自分なりにこういうのあったら面白いなって想像したりして、ネガティブじゃなくてポジティブに考えてく方がたぶんいいのかなと思う。そのためには、こういう機械自分で作っちゃおうとかね(笑)。とにかくAIが入ってきても基礎が一番大切って思いますね。

 

インタビューは以上です。本日は、お疲れのところ、ありがとうございました。

時間はみんな平等なんだよね、24時間。それをいかに有効に使うかが大事かな。自分の時間はつくるものだから。学生時代は楽しまないと。あっという間なんだから。